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uno

 暑い。汗が止まらない。夏がはじまった、というような感じの毎日。とにかく汗が止まらない。例年だと汗はかくけど、それでちょっとかきすぎだなと思うことはなかった。今年は違う。代謝が良くなったとみるべきか。体がびっくりしているのか?

 今日はスネオヘアーというミュージシャンの「uno(ウーノ)」という曲を聴くと悶々とするんだよなぁーっていうことについて書いてみようと思う。これはほとんど何の下調べもしないで書いたボクの見解なので、情報としては宛てにしないでほしい。ボクとスネオヘアーの思い出だと思って読んでほしい。

 みなさんはスネオヘアーっていうミュージシャンを知っているだろうか?けっこう有名だと思うんだけど……。日常にあるやるせなさとか、倦怠感とか、そういったテイストを含む楽曲を歌わせたら抜群のミュージシャンだとボクは思っている。
 スネオヘアーの経歴はちょっと変わっていて、もともとは役者をやっていた方で、こちらの方では全く芽が出ず、その当時部屋でこもってつくっていた曲を友人に聴かせたところ、レコード会社にもっていった方が良いと言われ、持っていってみたら評価され、その後はトントン拍子で駆け上がった。どんどん人気者にはなっても、テレビとかたまに役者みたいなことをしても、何となく垢抜けない。演技なんかは多分わざとだろうけど、すごく下手に見える。歌詞もあまりポジティブって感じじゃなくて、すごいけど、すごくないみたいなキャラクターをずっとやっていて、ファンからも支持されていたと思う。

 なんとなく、「ちょっと待てよ」って感じになったのは、ともさかりえさんと結婚したあたりからかな?ともさかりえさんっていえば、ボクが中学校とかだったころはスーパーアイドルって感じだったから、いきなりみんなが羨む奥さんとの新しい生活をし出したかに見えた。ただ、このころかな?いきなり老けだして、すごいおっさんになったなぁーなんてボクは思ってた。
 全然合ってないかもしれないけど、このくらいの時期に出たアルバムのラストを飾っている楽曲が「uno」である。この曲はすごくポジティブで野心にあふれている。内容は「誰になんと言われようと馬鹿にされようと一番、つまりトップを目指す」というような内容である。ボクは最初、この曲を聴いたとき、すごくがっかりしたのを覚えている。キャラに合ってないし、共感もできなかった。失礼だが、調子に乗っちゃってるなとも思った。
 でも、当時はすごく人気もあったから、もしかしたら、正統派で一番になっちゃうんじゃないか?なんてことも思い、すごく期待した。でも、その後スネオヘアーの楽曲ですごくいいなぁって思った曲はほとんどなかったし、勢いもかなり下火になってしまったようボクは思った。実際はまだバリバリ活躍しているのかもしれないが、ボクはおっかけとかでもなんでもないから、そう感じただけかもしれない。
 
 数か月に一度はこのアルバムをまだ聴いている。そしてこの曲のところに差し掛かるとよく考える。ネガティブからポジティブの世界に切り替えようとしたスネオヘアーの熱い思い、そして空回り。急な老け込み、才能の枯渇。
 この曲から自分は変わっていくんだと思ったのかもしれない。そして、それをみんなに表明した。でも、滑った。彼のキャラクターには滑った方が合っていたのかもしれない。でも彼は滑るために歌ったわけじゃあない。おそらく本気でトップを目指したんだと思う。でもうまくいかなかった。
 ボクは思う。でも、これで良かったのだ、と。この時の挑むような気持は、決して無意味なんかじゃあない。その証拠に何度も、ボクは彼の当時の気持ちとその後に思いをはせる。
 
 このブログを書くに当たって、スネオヘアーの奥さんって誰だったかな?名前が出てこないなぁと思い、インターネットで調べてみたら、ともさかりえさんとはその後、離婚したらしい。しかも、離婚は3回目だとのこと。一体、現在の彼はどんな風になってしまったんだろう?今度気が向いたら調べてみよう。アップルミュージックでダウンロードした割と最近のアルバムは一回聴いただけでがっかりしてデータごと消した。

 だが、これからもスネオヘアーを応援したい。いつかテッペンをとった彼の姿をみることができたら最高だ。



           堀江和真
 

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