こんにちは。堀江和真です。ボクは絵を描いたり、作品をつくりながら、毎日を過ごしています。このブログでは、そんな日々で感じた事や起こったことを、のんびり綴っています。
さて、グループ展である。とはじめてみて、いきなり脱線するが、グループ展ってなんかカッコ悪くないですか?響きが。なんか、良い呼び方ないのかな?グループショーという言葉もしっくりくるようで、しっくりこない。
仕切り直そう。グループ展に参加しています。昨日、5月3日よりスタートした。
舞台は東京都、久我山駅から歩いて15分ほどのところにある杉並学園である。ここは築90年の歴史がある児童養護施設なのだが、この度建て直しが決まり、この秋に現在の校舎の取り壊しが予定されている。
で、その前に展覧会を開催しようということなり、ボクも参加させてもらえることになったわけだ。参加作家はボクを含め9人。それぞれ思い思いの作品を展示している。
杉並学園は、その内外に、古くからある部分、建て増し建て増しで後付けされた部分が、継ぎ接ぎされたような建物である。実用を重視したものだから、視覚的に美しいものが溢れているわけではない。合板やプラスチック、量産品の家具などがあちらこちらに点在している。そこに子どもたちの貼ったシールや写真のあとや、シミや傷といったさまざまな生活の痕跡が、残されている。それらを美しいと解釈する方もいると思うが、なんだか自分には生々しく感じるものもある。
今回ボクは、ここにいくつかの作品の展示を試みた。結果に関しては、観る方に委ねたい。
他8人のアーティストも、それぞれ場との対話を試み、作品を制作、設置している。
この展覧会、会期がすごく短いのだが、是非みてもらいたいな。
余談だが、久しぶりに幾人かのアーティストと作品を通して、コミュニケーションができている。コロナ禍はまだ終わったわけではないけれど、この時間が愛しい。
以下概要
杉並学園アートプロジェクト 「いとまの方法」
参加作家
安部寿紗 泉果歩 木村桃子 西村卓 深浦よしえ 堀江和真 三田村光土里 ゆにここ 吉川陽一郎
会場 児童養護施設杉並学園 (東京都杉並区宮前3-10-8)
会期 2022年5月3日(火.祝)〜5月8日(日)
時間 10:00〜17:00 (最終入場 16:00)
入場無料
主催 社会福祉法人杉並学園 / 一般財団法人カルチュラルライツ
後援 杉並区 / 杉並区社会福祉協議会
問い合わせ info@cultural-rights.org
堀江和真