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パン屋

2016年08月19日
 こんにちは。堀江和真です。毎日暑いですねぇ。時々大雨とかもあり、まさに夏って感じです。いっきに雨が降ってあっという間に止むのみたりしていると、ここは熱帯地方だったかな?と思ったりするほどです。昔からこんなだったっけ?と思うこの頃です。

 さてボクは作家をやりながら、子どもたちに絵画や造形を教えることを生業にしていますが、それだけではまだ食べていけず地元のパン屋さんで早朝からお昼までアルバイトをしています。子ども教室をはじめたころからだから、もう3年くらいお世話になっています。
 パンの仕事は単調で、大体いつも5時からはじまり、ボクの場合はスコーンなどちょっとした焼き菓子からピザの盛り付け、フレンチトースト、デニッシュのトッピングなんかをしていくのが開店7時までのおきまりの仕事になっていますが、この間のパンの発酵されて出てくる時間帯も窯があったまっていく時間、油が熱くなっていく時間など大体一緒で、何にも考えなくても体さえ動けば仕事が進んでいく。まぁ、パンの生地なんかはいつもちょっと違うし、それによって動き方も少しずつ変えていく。夏と冬では全然違うけど、まぁいきなり冬になるわけじゃあないし、いきなり夏になるわけではないので、日々の中で勝手に変わっていく。
 開店した後も大体一緒でこのくらいの時間でこのパンみたいなものってそんなにズレず出てくる。こういう単調さはある種の人たちは退屈と思うかもしれないけれど、ボクの場合はこれがけっこう好きで気に入っている。ただいつも結構気を使ってパン生地をみているんだけど、日によってうまくいかないものなんかも出てくる。原因がわかるときのほうが多いけれど、わからないときもある。不思議である。
 まぁ、でも本当にうんざりしてることもあって、夏はものすごく暑いってことだ。外の温度よりは絶対暑いので、外が35度とかってことになるとこっちは40度は超えてくる。汗が全然とまらなくて仕事が終わるとアンダーシャツはしぼれるほどになっている。これには毎年参っていて、毎回やめようかと検討してしまう。でもまぁ今年も何とか乗り切れそうかなと最近思いはじめた。でもまぁいいこともあって、パン屋にいるとき以外は暑くないってわけではないけれど、きついとは思わない。スタジオの温度も毎年すごいけれど、パン屋ほどではない。自分の家なんか、この2つと比べると本当に大したことなくて、冷房など使わない。

 本当のことを言えば、作品をつくること、子どもたちに教えることだけですべての収入を得たいところだけれど、まぁ今の形も気に入っている。パン屋で働いているとたくさんの人と会話をすることができてリラックスするし、毎日の生活も整う。スタジオでの制作もパン屋のない日は5時からスタートできる。早朝の制作ってなかなか悪くない。ということで、今日は現在のボクの副業についての紹介でした。




                      堀江和真