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 突然だが、ボクはトイレとかお風呂でも本を読む。人から借りた本ではやらない。

 お風呂では、その時読みかけのものを読む。20分くらい読んで体があったまると、辞める。

 トイレの時は、大体いつも同じものを読んでる。自己啓発の類だ。一か月ほど前に失恋するまでは、ウンバルトサバという人の詩集を読んでた。愛の詩を読んで「いいよねー」なんて言ってた。でも、今はもっとも開きたくない本に格下げだ。また、楽しく開ける日はいつの日か。
 
 今はジェリーミンチントンの「うまくいっている人の思考」という本。コンビニかなんかで買ったやつ。今朝、何気なく開いたページの言葉が心にしみた。「未来でも過去でもなく今を楽しみなさい」というもの。
 なるほど、ボクら(ボクらといっていいのか謎だが、ボクら大人はとでもいおうか?)は、いっつも過去や未来のことばかり考えている。あの時は良かったな。あの時は最悪だった。これをやれば、未来が変わるか?あれをやらなければ現在はこんなじゃなかった。次はこうしたい。1か月後、半年後、どうなりたいか?実にさまざまなことを考えるものである。

 今という時間を過ごしているのに、今この状況はどうなのかな?何が今学べるのか?今のボクはハッピーなのか?それともちょっと物足りないと思っているのか?そういうことはあまり考えない。当たり前に、今を過ごしている。

 今朝からこの言葉を何度も反芻している。

 朝、制作をしているとき。ボクは考えてみれば、ものすごい幸福なアーティストなのだと思いあたる。毎朝、家から自転車で3分のスタジオで制作をしている。FM横浜、自分で挽いて飲む珈琲、つくりたい作品は山積み。こんなアーティストはそうはいない。
 将来売れなかったらどうしよう?とか。積み重ねてきた時間を無駄にしたんじゃないか?とか、ふとそんな考えに思考が支配されそうになる。違う。違うよ、堀江くん。そんな馬鹿気たことにとらわれてはいけない。今、自分がハッピーであることを自覚すること。

 未来も過去も考える必要がないとは言わない。でも、正直、1日30分でいいよね。あとは今を夢中で過ごしていけばいいんだ。

 って、それができたら苦労しねえよっ!!ってね。でも頑張る。



堀江和真

続 走る

2019年07月09日
 前回のブログでトレーニングジムに通いはじめた旨を書いた。その後どうなったかというと、相変わらず通っている。習慣化するとボクは割と強い。ほぼ毎日通っている。

 まぁ、もっとも強いのは良い習慣のときだけで悪い習慣も一回軌道にのると、ずっと続けてしまう。ダイエットコーラなんて体に悪いってことを知りつつももう20年くらい愛飲している。最近はあまり飲まなくなったけれど。

 まぁとはいえ、毎日のことなので、続けていきやすいように工夫はしている。まずはカバンには常にスニーカーとTシャツとタオルを入れている。これなら一回家に帰って支度する手間が省ける。Tシャツとタオルは使うが、運動用のズボンは私服でそのまま行う。この時期は大体ハーフパンツなので、そこまで変ではない。秋になったらジーンズが多くなるので、ここは変えねばならないが、当面は心配しなくて良いと思う。 
 あとは一日あたりのジムにいる時間は着替えを含め1時間以内にすること。基本はウォーキングとランニングで20分。エアロバイクが10分と決めて負荷をあげる方向でトレーニングする。時間が短ければスケジュールの合間でぱっと行ける。別にアスリートやマッチョになりたいわけではないから、当面はこれで十分。ちょっともの足りないくらいが良いと思ってる。

 一通り、メニューをこなしたら大抵Tシャツはびっしょりである。少し涼んでから着替える。この時、美術書を15分くらい読む。そうするとよく頭に入る。ちょっと変な感じでみられるかもしれないが、まぁそういうのにはボクは慣れているので全然気にならない。

 毎日のように通っていると、毎日のように顔を合わせる人たちがいる。ビジュアル系っぽい髪形の細マッチョのお兄さん。すごいストイックっぽい中年の女性、鏡をやたらとみているマッチョな男性などなど個性的な面々である。別に話したり挨拶をするわけでもないけど、なんとなく意識してみてしまう。1年くらい通ったらあるいは交流も生まれるかもしれない。別に交流を望んでいるわけではないけど、なんとなくそういうのも楽しそうだ。

 制作もそうだが、繰り返しの力をボクは知っている。前回は3分走れて喜んでいたボクだが、今は一日4分走っている、。別に自慢するほどのことではないが、やっぱりわずかだが、前進していることがうれしい。体重は1kだけだが落ちた。

 失恋の痛みはどうか?うん、痛い。イタタタタ、である。でもその痛みも習慣化すると、慣れてくる。なんか胃のあたりにずっとある感じ(笑)。しかも最近、ボクが企画に参加を希望していた展覧会の主催のアーティストから既婚者ではないから参加不可と断られてしまった。かなり特殊な選定基準ではあるが、正直傷口に泥を刷り込まれたようでつらい。もちろん相手にはそんな意図がないのはわかりきってはいるのだけどね。

 まぁ、とにかくやれることをやるしかない。それが本当にやるべきことなのかどうか?とかって考えてしまったりもするけど、それは考えても仕方ない。




                       堀江和真