今度の9月に開催予定の「横浜の森美術展 9」の準備にとりかかっている。横浜動物園ズーラシアの近くにある森にて開催される美術展です。この度、チャレンジさせてもらえることになり、これから約1か月半かけて準備していこうと思っています。また開催してからも継続していける作品を考えているので、全部で3か月ほど、森をスタジオをして使い続けることになりそうです。この展覧会は屋内のスタジオでつくったものを森に設置しておしまいということではなく、森に作家が行き、そこで場所との対話をしながら作品をつくっていくというのが原則となっているので、必然的にそこが即席のスタジオとなる。
周囲の参加作家にいろいろな話をしてうちに、いろいろなことがわかってきた。森での制作は屋内でのそれとは、いろいろなことが違う。
今ボクの中で、1番の課題になっているのが、虫の問題だ。まずは蚊。森には蚊がたくさんいる。これは虫よけスプレー、長袖シャツ、防虫ネットなどである程度ふせげる。それから蜂。これは結構ボクの中では恐怖の対象になっている。制作は早朝の5~9時を予定しているので他の作家と一緒に制作できるかわからないので、刺されたあとなんかのことを考えると不安だ。蜂は黒い色をみるとおそってくる。だから洋服は黒はさけることにする。ハッカ油のにおいを嫌うようなので、これを希釈して全身にふりかける。襲われたときは頭をおさえて、いなくなるまで静かにしゃがみこむ(これはできるだろうか!?)。
というわけで、今日は森対策のグッズを買って回っていた。画材となるものも含めて。制作は大体、こんな感じっていう予想はできている。あとははじめてみないと全然みえてこない。たぶん、いろいろとはじめてみてからわかることとか一杯あると思うけれど、作品のプランとしては屋内でいつもやっていることとそれほど変わらない。やっぱりいきなり特別なプランなんて思いつかないもので、コツコツと制作をつづけていくしかない。開催までに20回くらいは森を訪れて制作したいと思っている。その過程でそこで得た感覚やアイデア、技術などが少しずつ影響して作品が何年もかけて、少しずつ変化していくものだと思う。気の長い話だが仕方ない。まぁ、これはあくまでボクの話で、ほかの方が同じチャレンジをしたら、また全然違うのだろうと思う。
というわけで、いろいろ準備中です。この展覧会は横浜の緑区役所でも小品の展示があるので、こちらの作品もつくる。こちらは屋内でつくってしまう。秋には江古田で駐輪所の一角の広いスペースで個展も予定しているので、こちらの準備もしなくてはならない。もっとも屋内の展示の場合は普段から毎日制作しているので焦る必要はない。どうやって展示するのかを考える作業にほとんどかかっているって気がする。
なんだか徒然な記事になってしまったけれど、今日はこのへんで
堀江和真
周囲の参加作家にいろいろな話をしてうちに、いろいろなことがわかってきた。森での制作は屋内でのそれとは、いろいろなことが違う。
今ボクの中で、1番の課題になっているのが、虫の問題だ。まずは蚊。森には蚊がたくさんいる。これは虫よけスプレー、長袖シャツ、防虫ネットなどである程度ふせげる。それから蜂。これは結構ボクの中では恐怖の対象になっている。制作は早朝の5~9時を予定しているので他の作家と一緒に制作できるかわからないので、刺されたあとなんかのことを考えると不安だ。蜂は黒い色をみるとおそってくる。だから洋服は黒はさけることにする。ハッカ油のにおいを嫌うようなので、これを希釈して全身にふりかける。襲われたときは頭をおさえて、いなくなるまで静かにしゃがみこむ(これはできるだろうか!?)。
というわけで、今日は森対策のグッズを買って回っていた。画材となるものも含めて。制作は大体、こんな感じっていう予想はできている。あとははじめてみないと全然みえてこない。たぶん、いろいろとはじめてみてからわかることとか一杯あると思うけれど、作品のプランとしては屋内でいつもやっていることとそれほど変わらない。やっぱりいきなり特別なプランなんて思いつかないもので、コツコツと制作をつづけていくしかない。開催までに20回くらいは森を訪れて制作したいと思っている。その過程でそこで得た感覚やアイデア、技術などが少しずつ影響して作品が何年もかけて、少しずつ変化していくものだと思う。気の長い話だが仕方ない。まぁ、これはあくまでボクの話で、ほかの方が同じチャレンジをしたら、また全然違うのだろうと思う。
というわけで、いろいろ準備中です。この展覧会は横浜の緑区役所でも小品の展示があるので、こちらの作品もつくる。こちらは屋内でつくってしまう。秋には江古田で駐輪所の一角の広いスペースで個展も予定しているので、こちらの準備もしなくてはならない。もっとも屋内の展示の場合は普段から毎日制作しているので焦る必要はない。どうやって展示するのかを考える作業にほとんどかかっているって気がする。
なんだか徒然な記事になってしまったけれど、今日はこのへんで
堀江和真
最近は、猛暑日なんてのも出てきて、いよいよ夏という感じである。この時期は、毎年「夏、乗り切れるかなぁ~?」と何度もつぶやいてしまう。
真夏は普段の生活でもずいぶん難儀な思いをするけれど、ボクが制作の場所として通っているアトリエボイスの夏は、とても暑い。ちょっとしたサウナ状態である。鉄筋なので日差しの熱をため込み、中の温度をガンガンあげてしまう。入って制作をはじめるとガンガン汗が出てくる。扇風機を使ってどうにかごまかそうとするも全然足りなくて、ついに蛇口をひねって頭から水をかぶって作業することになる。頭から水をぽたぽた垂らし、体や腕からは汗がしたたって絵を描くわけだから、当然絵にとっては、あまりよくない。昔はこの状態で極細の水性ボールペンをつかって細かい絵を描いていたのだから、我ながらよくやったなぁと思う。
まぁ、それでも絵を描けるっていうことは、すごく幸せなことだし、感謝しなくちゃなって思っている。今年の夏は制作の手をゆるめることができないし、張り切っていこうって思っている。体調管理をし頑張る。昔は体調なんて悪くても全然大丈夫って気分だったし、何とかこなせてたけれど、年々きちんと体調をみないと動けなくなっている。いつかは快適なスタジオで優雅に作業をしてみたいっていう気もする。でも、今の場所も気に入っている。
堀江和真
真夏は普段の生活でもずいぶん難儀な思いをするけれど、ボクが制作の場所として通っているアトリエボイスの夏は、とても暑い。ちょっとしたサウナ状態である。鉄筋なので日差しの熱をため込み、中の温度をガンガンあげてしまう。入って制作をはじめるとガンガン汗が出てくる。扇風機を使ってどうにかごまかそうとするも全然足りなくて、ついに蛇口をひねって頭から水をかぶって作業することになる。頭から水をぽたぽた垂らし、体や腕からは汗がしたたって絵を描くわけだから、当然絵にとっては、あまりよくない。昔はこの状態で極細の水性ボールペンをつかって細かい絵を描いていたのだから、我ながらよくやったなぁと思う。
まぁ、それでも絵を描けるっていうことは、すごく幸せなことだし、感謝しなくちゃなって思っている。今年の夏は制作の手をゆるめることができないし、張り切っていこうって思っている。体調管理をし頑張る。昔は体調なんて悪くても全然大丈夫って気分だったし、何とかこなせてたけれど、年々きちんと体調をみないと動けなくなっている。いつかは快適なスタジオで優雅に作業をしてみたいっていう気もする。でも、今の場所も気に入っている。
堀江和真