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温泉

2015年11月18日
 ボクはちょっと疲れたなと思ったら温泉にいくようにしている。友人を誘って、温泉で多いに語り、憂さを晴らすのも楽しいけれど、捕まらなければ、一人で行く。

 一人で行ったときは、なるべくむずかしいことを考えないようにする。なるべくぼんやりする。2時間たっぷり湯気を眺めて、頭の中を空っぽにするように心がける。
 気持ちが盛り上がるような楽しいことや、作品の良いアイデアが浮かんできたら、そっちに心を動かしてみることもある。こういうこともよくあるが、最初から期待はしないようにする。

 現代の人たちは、リラックスする時間が少ないような気がする。一日中明かりに困ることもないし、携帯電話で24時間、情報が流れてくる。そういうのが続くとリラックスなんて、とてもできない。ボクなんかは一日数時間アトリエでぼんやり制作している時間にとても救われている気がするが、それでも疲れる。方法はなんでもいいが、意識的にリラックスする方法が必要になってくる。方法はたくさんあるが、ボクは温泉が一番気に入っている。気持ちいいし、からだの筋肉もほぐれる。



                         堀江和真

 昨日、11月10日に、アートプログラム青梅というイベントを観に行ってきました。青梅という土地はちょっとアクセスが悪いけれど、車で行ってしまえば、なかなか快適な場所ではある。

 このイベントはアーティストで教育者でもある母袋俊也さんはじめ松本力さんなどベテランの国際的に活躍している作家から新鋭の作家まで参加している。ボクもその一角に加わりたいなぁ~などと夢みたりもするのだけれど、友人の中田有華さんは、その中に溶け込んで、今回参加しています。彼女とはもう10年以上の付き合いで、同じスタジオで制作している仲間でもある。版画の作家で和紙を縫い合わせて、表と裏からシルクスクリーンという技法で刷り作品をつくっている作家です。

 前々から注目していたイベントではあったんですが、来たのはこれがはじめて。きっかけをあたえてくれた中田さんに感謝です。会場は歴史的な建造物やなんかがベースになっていたり、美術館であったり、街の中で数箇 所設けてあって、それがそれぞれ独特の雰囲気をもっている。中でも圧巻だったのが松本力さんの展示で、会場の床一面に5000体もの人型の立体が置かれている。ちなみに一体は手のひらサイズの立体です。これ搬入のときも大変だっただろうけど搬出の梱包とはきっとものすごい大変だろなと変なことも考えてしまった(笑)

 残念だったのが、これらの展示を時間がなくて駆け足でしか見れなかったことです。もっと、ゆっくり散歩とかしてゆっくりみたかったぁ~。




                  堀江和真

先日の11/1まで、約一ヶ月間、相模原のアーティストの企画でスーパーオープンスタジオというイベントを行っていた。今年で3年目となる。この企画は簡単にいうと相模原とその近郊にある美術作家たちの普段つかっているスタジオを一般公開するというようなものである。今回参加しているスタジオだけで20を超える作家の制作場所があり、その多くは共同のスペースになっている。ちなみにボクが所属しているアトリエボイスも共同のスタジオで8名ほどの作家と場所を共有し、仲良くつかっている。まぁ、たまには仲良くなくなったりなんかもしながらですが。

 美術というのは、大抵美術館やギャラリーなどで展示されている状態でみることが多いものですが、制作しているスペースやなんかをみるとその作家がやろうとしていることや考え方がよりむき出しの状態で展開していることがある。それはそれでエキサイティングかなとボクなんかは思うのだけど、そこはまぁ人によるのだろうと思う。

 まぁまぁ、とにかく会期も終わったので気兼ねなくアトリエを使えるというものです。やっぱりお客さんがくるとなると多少はきれいにしておかなくちゃと思うものですから(笑)写真はボクの制作スペースです。

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                          絵描き 堀江和真