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 美術の作品をみて、これが良いか悪いかみたいなことがよく話題に登ります。かく言うボクも、作品を観たときに、それが良いのか悪いのか?というようなことを自分の物差しで測って語ってしまうことがよくあります。

 では、自分の作品についてはどうでしょうか?ボクの場合は「人に見せてみないとわからない。良いか悪いかは観た人に勝手に決めてもらえばよい。」ということを昔、得意げに言っていたような気がします。でも、それは果たして正しかったのか?と今は疑問に思っています。自分の作品の「良し悪し」というのは作家自身がまず決める。他人の良し悪しに自分の中での自分の作品の評価を左右されることなく、一つきちんと定めていくことが大切なんじゃあないかなぁと思うようになりました。それはボクの周囲にいる作家たちの意見を聞いて、なるほどそうだなぁと思ったからです。
 ギャラリストやキュリエーターやコレクターといった人たちに評価をいただくことは、確かに名誉なことです。でも、そういうこととは関係なく自分の考えをきちっと持って作品をつくることが大切かなぁと思う。極端ないい方かもしれないけれど、ギャラリストは売れなければ悪しという。キュリエーターは世間の関心を集められなければ悪しという。コレクターはギャラリストもキュリエーターも興味を持たないものを悪しという。ではもし仮に、これらの条件を一つもクリアーできていないものは優れていないのか?と考えたときに、それは違う。と思う。それは美術の先人を参考にすれば一目瞭然である。
 
 でもまぁ、ボクなんかはもちろん誰からも評価されないよりはされた方がいいに決まってるとは思っています(笑)。でも一方で、自分の作品を観て条件を満たしているかというと、そうでもないなと思うことも多い。毎日アトリエに行って売れる見込みのない作品を黙々とつくっています。でも、これがとても幸せなんだなぁ~。ニヤリ




  堀江和真

明けました♪

2016年01月06日
 どもども、明けましておめでとうございます。いやはや、2016年がはじましたね。昨年はたくさんの方々にお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。
 年明けは友人と恒例の高尾山での初日の出をみにいってきました。といってボクの場合は結構さぼったりなんかもするんですけれど。まぁ、とにかく今年は行って参りました。この習慣、彼是10年以上も続いているんですが、いっつも思うのは寒いなぁってことです。でも日の出を見ると、結構気分がよくなって、まぁいいかなぁと思います。そして下山して高橋家というそば屋でそばを食べて帰りに温泉に寄り、帰宅後がいただいた年賀状を見ながら寝る。とまぁ例年もこんな感じです。途中、友人らとグタグタとどうでも良い話をしながら、行われる行事ではありますが、やっぱり年初め→初日の出というのをこなすと、気持が少しだけ引き締まります。
2016年、がんばるぞー。といっても息切れしないように、マイペースに(笑)

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   堀江和真