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展覧会を終えて

こんにちは。堀江和真です。ボクは絵を描いたり、作品をつくりながら、毎日を過ごしています。このブログでは、そんな日々で感じた事や起こったことを、のんびり綴っています。


5月初旬、世間ではゴールデンウィークと呼ばれている期間、ボクは展覧会に参加していた。東京都杉並区にある杉並学園という建て直しの決定した児童養護施設でのグループ展である。作家はボクを含め9人。自分で言うのもなんだが、なかなか良い展覧会だったのではないか、と思います。会期が短く、この展覧会は終わってしまったけれど、まぁ長ければ良いというものでもないから、それも良かったのかなと思っている。


まず、ご来場いただきました皆さま、またご興味を持っていただいた皆さまにお礼を言いたい。


「ありがとうございました」


ボクはこの展覧会の期間中、6日のうち、4日ほど在廊した。最終日は150人もの方々の来場があり、忙しかったが、そのほかの3日は比較的穏やかで、のんびり会場で過ごすことができた。期間中ずっと学園の正面の屋外でパフォーマンスをしていた吉川陽一郎さんとゆるく話しながら、日向ぼっこをしたり、学園の中の作品をみたり、お客さんに作品の解説をしたりなんかして、リラックスして過ごすことができた。学園の子たちも、作品や建物を眺めに来ていて、みな思い思いに作品を楽しんでいた。


会場に訪れる人の中には、杉並学園を卒園していった方もたくさん含まれていて、思い出の場所を堪能しようと、楽しそうに巡回している姿はなんだか、心をうつものがあった。かなりの高齢の方、お母さんになって自身の子供を案内する女性の姿、お世話になった先生と話し込む社会人になった若い男性などなど。展覧会が開かれたことで、学園を足を運ぶささやかなきっかけとなったのであれば、それはとても素敵なことだろうと思う。


建て直しが決定した杉並学園を観に来る方々、学園という場と対話を試みたアーティスト、そしてその作品を観に来た方々、学園を切り盛りする職員の方と、その人たちに会いに来ている人、その色々が混じりあって、なんだか素敵なイベントになったなぁと思っています。


ボクとしては、やはりコロナに対する社会の規制がゆるやかになったことで、アーティスト同士や、学園の生徒、お客さんとのコミュニケーションがまた少しずつ豊かになってきたなぁというのが、手応えとして残っている。


制作の過程でおこる内省や、実験というものはとても楽しいけれど、たまにはたくさんの人と会って、あーだこーだと、おしゃべりをしながら美術を語るのも楽しい。


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堀江和真


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