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おばさんとボク

 堀江和真です。

 珍しく連続の投稿です。別に暇ってわけではないんだけどね。

 というわりには、またどうでもいい話を書くボク。

 先日、図書館に行った。かりていた本がちょっと期限をすぎていて、司書の方に注意されるの嫌だなぁなどと思って、のそのそと行ってみたのだが、この日は休館であった。新型コロナの影響で3月いっぱいは閉館なのだそうだ。まぁでも返却ポストは使えたので、ここにかりていた本を入れていけば司書の方に怒られることもないし、ここはラッキーだったかな?などと考えていた時である。

 妙な臭いがする。ナンプラーをもっと強烈にしたような感じの異臭である。なんだろう?と視線を左右してみると、そこに、そのおばさんはいた。駅ビルの中にあるボクが訪ねた図書館の前はちょっとした勉強などができるような大きな机やそれに伴う椅子がいくつか設置されていて、その一つに腰をかけて、あらぬ方向を眺めていた。大体50歳から60歳くらいであろうか?こぎれいというほどではないが、ホームレスの方って感じもしない。でも、こんな異臭を漂わせているってことは、やっぱりホームレスなのかなぁ?などといぶかる。しばらくぼんやり眺めていて気付いたことがある。片足がおろらくはだしであるということ。そして、その足は化膿しているのか真っ赤になっている。どうやら異臭の原因はこれであろう。ボクはけっこう気になった物や人を直視してしまう癖がある。この時も直視してしまっておばさんの視線とかちあってしまった。おばさんの視線がボクに何を語っていたのかはいまだにわからない。お金でも渡せばよかったのか?大丈夫ですか?と声をかけるべきなのか?と迷った。

 しかし、一番驚きだったのは、その周囲や隣で受験勉強?に勤しむ学生さんたちである。皆、平然と勉強をしている。何も感じないのだろうか?とても奇妙なものをみたような気がした。

 ボクは動揺していたのだろう。借りていた本と一緒に、自分の部屋から持ってきていた本まで、一緒にポストに入れてしまった(あーぁ。)



堀江和真

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