本日 2 人 - 昨日 65 人 - 累計 182624 人

いやはや その3

 こんにちは。堀江和真です。ボクは絵を描いたり、作品をつくりながら、毎日を過ごしています。このブログでは、そんな日々で感じた事や起こったことを、のんびり綴っています。

 最近のこと、その3。

 今更だけど、年賀状のこと。ボクは割と年賀状というものに敬意を持っていた方だと思う。最近は書かない年もあったけど、ほとんどの年、書いていた。挿絵は印刷とか版画とかにしてたけど、宛名とあいさつ、メッセージは全部手書きで書いていた。メッセージに関しては一人に100字は書いていたんじゃないかな。そうすることで、先方との縁を保つことができると信じていた。なので毎年12月になると半月はかけてコツコツと年賀状づくりに勤しんでいた。

 さて今年はどうしたかというと、年賀状は書かなかった。いくつか理由がある。

 まずはお金と時間だ。年賀状を買うためのお金はバカにならない。そして毎年手書きで行う作業にも一枚5分だとして100枚書けば500分割くことになる。これはなかなかである。

 ただし、このことでボクの目的である人との縁を保つということが達成されれば、500分もお金も惜しくはない。

 そしてこれが2つ目の理由なのだが、年賀状がちゃんと届いているのか核心が持てないということである。何も郵便局の方を信頼していないわけではない。ボクが思うのは、お家にはがきが届けられても見てもらえたか、よくわからない。ボクの100文字を超える手書きの文章を相手は読んでくれているのだろうか?

 3つ目の理由としては、先方とのやりとりができないということ。年賀状で一方的にメッセージを送っても返事が来るわけではない。これはメールなので気軽に意思疎通ができる世の中において、ずいぶん時代遅れなのではないか?と思う。

 でも例えば結婚したとか、子どもが生まれましたとか、そういうお知らせは写真つきで近況をお知らせするのはわるくないと思う。やっぱりデータじゃなくて物質の強みっていうか、なんとなくいいよなぁと思う。ボクの場合はそういうのもない。

 以上の理由で、今年は個別にメールだとかline、メッセンジャーなどを駆使して、ご挨拶をすることにした。ただし、これも考えてみれば時期が難しい。まず1日というのは野暮だなと思う。lineなんかはとくにそうだと思うのだけど、読んだらすぐに返信するのが礼儀のようなところがある。年明けに、そのようなことを先方にさせるのは、ちょっとなぁと思うわけである。2日とか3日もあまりそういうのが良いとは思えない。それで、4日あたりにボクの場合は、メッセージの文章をお送りした。

 結果、どうだったかというと、これがけっこう良かった。まず送ったメッセージはほぼ返信が来た。そして簡単なコミュニケーションをとることができた。これは年賀状の一方通行より、はるかに手ごたえがあった。年賀状をいただいた方にも、事の経緯を書いて、メールのみですませた。中には、そっけなくて、ちょっと不愉快に感じているのかなという人もいたけど、まぁそれは今後考えればいいかなと思っている。

 年賀状問題、これはボクの中では、けっこう深淵な問題なのである。

 ……いやはや、いやはや




堀江和真

 

前の記事
2021年01月20日
コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):